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SAN基礎技術用語集

ファイバーチャネルとSAN(Storage Area Network)の技術用語集

 

数字

8b/10b符号化
8ビットのバイトを1つまたは2つの10ビット文字に変換する符号化方式。高速伝送において1と0のバランスをとるために使用されます。

A

ACK
Acknowledgementフレーム。エンド・トゥ・エンドのフロー制御のために使用します。クラス1、クラス2、クラスFのサービスクラスにおいて、1つ以上のフレームの受信を確認する目的で使用します。
Advanced Performance Monitoring (APM)
エンド・トゥ・エンドの詳細なパフォーマンス測定が可能なオプション機能。
AL_PA
Arbitrated Loop Physical Addressの略。FC-ALループ内のデバイスを識別するのに使用される8ビットの値。
ARB
Arbitrative Primitive Signalの略。FC-ALループトポロジーでのみ使用されるプリミティブ・シグナル。Lポートによって、FC-ALループへのアクセスの調停を行っていることを示すフィルワードとして送られます。

C

Core PID Format
スイッチのアドレッシングモードの1つ。FOS 4.0以降で利用可能。通常、Fabricアドレスの中央8bitにはポート番号が入るが、Core PID Formatでは、ポート0が00、ポート1が01というようにポート番号そのものが入る。FOS 4.0以降のスイッチではデフォルトで利用される。
CRC
Cyclic Redundancy Checkの略。伝送エラーの検出に使用する32ビットフィールド。

D

D_ID (Destination identifier)
フレームヘッダ内の3バイトフィールド。送信先Nポートのアドレス識別子を示す。

E

EOF
End of Frameの略。フレームの終端を示すオーダードセット。
Extended Edge PID Format
Native PID Formatを使用するスイッチで構成されたシステムにおいて、無停止でスイッチのアップグレードを行うために考え出されたPIDフォーマット。 Native PID Formatを用いるスイッチからCore PID Formatを用いる新しいスイッチへ交換する場合、同じポートを利用したとしてもPIDフォーマットが異なるために、ファブリック・アドレスが変わってしまう。(例えば、ポート0はNative PID Formatでは10、Core PID Formatでは00となる。)AIXやHP-UXでは、Fabricアドレスを用いてデバイスパスを生成しているため、ファブリック・アドレスが変わると別のデバイスとして認識されてしまい、例えパスの冗長化を行っていたとしてもシステム停止が必要となってしまう1。Extended Edge PID Formatでは、PIDのオフセットを10(16進数)とし、ポート番号を10から始め、7Fで折り返すことにより、見た目のアドレスをNative PID Formatと同一にし、AIXやHP-UXでもシステムを停止することなくスイッチのアップグレードを可能にした。Extended Edge PID Formatは、FOS 2.6.2/3.1.2/4.2以降で利用可能。(ただし、FOS 6.0以降では利用できない)
Eポート
2台のスイッチを接続してファブリックを作成する拡張ポート。

F

Fabric Watch
スイッチの各パラメータに対し閾値を設定し、閾値を越えた場合アラートを上げることで、予兆監視が可能になるオプション機能。
FAN (Fabric Address Notification)
スイッチにおいてFANをサポートしている場合、ループの再初期化時にAL_PAとファブリックアドレスが維持されます。
FC-ALループ
最大で126のデバイスと1つのファブリックアタッチメントをサポートする100または200 MB/secの共有ファイバーチャネル伝送。AL_PAの値が小さいポートほど優先度が高くなります。
FICON
IBMのメインフレームとストレージを接続するためのプロトコル。ファイバーチャネルがベーステクノロジとなっており、対応機種であればFCスイッチに接続可能。
FICON CUP
FICON上でインバンド(FC経由)でFCスイッチを管理するための機能。FICON CUPライセンスを入れることで使用可能。
FLポート
ループが接続されるファブリックループポート。ループ上のNLポートからファブリックにアクセスするために使用されます。
FRU
Field Replaceable Unitの略。障害発生時にフィールドで交換することができるコンポーネント。
FSPF
Fabric Shortest Path Firstの略。ファイバーチャネルスイッチによって使用されるルーティングプロトコル。
Fポート
Nポートが接続されるファブリックポート。

G

GBIC
Gigabit Interface Converterの略。ファイバーチャネル、ギガビットイーサーネットの物理層伝送を可能にするリムーバブルなトランシーバーモジュール。
Gbps
Gigabits per secondの略。ギガビット毎秒。
GBps
Gigabytes per secondの略。ギガバイト毎秒。
Gポート
Eポート、Fポートの機能のいずれかをサポートするジェネリックポート。

H

HBA
Host Bus Adapterの略。サーバーまたはワークステーションのバスとファイバーチャネルネットワークのインターフェースの1つ。
HSSDC
High Speed Serial Data Connectionの略。銅線インターフェースのすばやい接続を可能にする構成要素の1つ。

I

Idle
リンクでデータが伝送されていないときに、リンクのアクティブ(動作中)状態を維持する目的で継続的にリンクで伝送される順序付けられた文字の集まり。ビット、バイト、ワードの同期の維持を助けます。
ISL
Inter-Switch Linkの略。スイッチ間接続のこと。
ISL Trunking
複数のISLを束ねることにより、1本のISLとして広帯域なISLを構成することが可能になるオプション機能。広帯域化と同時にISLに対する耐障害性も向上させる。

J

JBOD
Just a Bunch Of Disksの略。シャーシ内で一般的にFC-ALループセグメントとして構成されるディスクを示す用語。

L

LIP
Loop Initialization Primitiveシーケンス。ループの障害を示したり、ノードをリセットする目的でAL_PAアドレスを入手する手段。
LWL
Long wavelength fiber-opticの略。1または2 Gbit/secのリンク速度をサポートする1300、1550nmのレーザーをベースとしています。
Lポート
ループ(Loop)ポート。FC-ALループプロトコルをサポートするポートの1つ。switchShowコマンドの出力の一部として表示されます。

M

Mbps
Megabits per secondの略。メガビット毎秒。
MBps
Megabytes per secondの略。メガバイト毎秒。
MMF
Multimode Fiberの略。マルチモードファイバ。「SWL」を参照

N

Native PID Format
1Gbpsおよび2Gbps前半(FOS 2.x/3.x)のスイッチで使われていたPIDフォーマット。通常、Fabricアドレスの中央8bitにはポート番号が入るが、Native PID Formatでは、ポート0が10(16進数)、ポート1が11(16進数)というように10から始まる値が入る。先頭4bitが必ず1の為、17ポート以上のスイッチには対応できない。そのため、FOS 4.0以降では使用不可能になり、代わりにCore PID Formatが用いられる。
NLポート
ノードループ(Node Loop)ポート。FC-ALループプロトコルをサポートするポートの1つ。

P

PID
Port IDの略。Fibre Channel内で使用される24bitのアドレスまたはそのアドレスの中央8bit部分(ポート番号を表す)。PIDは、スイッチの世代によってデフォルトで使われるフォーマットが異なっており、1Gbpsおよび2Gbps前半(FOS 3.x)はNative PID Format、2Gbps後半および4Gbps(FOS 4.x~)はCore PID Formatとなっている。スイッチ同士を接続する際は、このPIDを同一の物に合わせる必要がある。
PLDA (Private Loop Direct Attached)
論理ループを規定する技術レポート。
PLOGI
イニシエーターがターゲットとのセッションを確立するポート間ログインプロセス。
Port-On-Demand (POD)
無停止で使用可能なポート数を増やすライセンス。例えばBrocade 200Eの場合、初期状態では8ポート使用可能な状態だが、このライセンスにより、12ポート、16ポートと使用可能なポート数を2段階にわたって増やすことが可能。

Q

QoS
Quality of Serviceの略。サービス品質。
QuickLoop
1台のスイッチの複数のポートを使用して論理ループを作成することを可能にするBrocadeのソフトウェア製品。QuickLoopを使用して接続されたデバイス間では、お互いが同じFC-ALループ上にあるかのように見えます。

R

RAID (Redundant Array of Independent Disks)
サーバーからは1つまたは複数のボリュームのように見え、ミラーリングまたはパリティチェックを使用してフォールトトレラントな状態になっている複数のディスク。
R_RDY (Receiver Ready)
ポートがフレームを受け取る準備ができていることを示す基本信号。

S

SAN (Storage Area Network)
ファイバーチャネルを使用してコンピューティングデバイスをディスクアレイやテープアレイ、他のデバイスに接続するネットワーク。
SANのポート数
ノードを接続可能なSAN内のポート数。
SCSI (Small Computer Systems Interface)
大きなデータブロックを15~25mの距離で伝送するための並列バスアーキテクチャとプロトコル。
SCSI-2
SCSIバスアーキテクチャの改訂版。
SCSI-3
SCSIの標準規格の1つ。さまざまな種類のリンクを使用して行うSCSIプロトコルデータの伝送を定義しています。
SFP (Small Form Factor Pluggable)
2 Gbit/secのスイッチにおいてGBICの代わりに使用されるトランシーバー。
SMF
Single Mode Fiberの略。「LWL」を参照
SNMP
Simple Network Management Protocolの略。インターネット標準の管理プロトコル。
SONET
Synchronous Optical Networkの略。ビルディングブロックと柔軟性の高いペイロードマッピングを実現する光ネットワークの標準規格。
SWL
Short Wavelength fiber opticの略。1.0625 Gbit/secのリンク速度をサポートする850nmのレーザーをベースとしています。

U

Uポート (Universal Port)
Gポート、Eポート、Fポート、FLポートとして動作することのできるポート。SilkWorm 2xxxシリーズ以上のスイッチはUポートを搭載しており、どのポートもあらゆるデバイスを接続することができます。実際のポートタイプの選択は自動的に行われます。

W

WDM
Wavelength Division Multiplexerの略。波長分割多重。1本のケーブルで複数の波長を組み合わせて使用したり、ろ波を行えるようにします。
Web Tools
ブラウザからGUIでスイッチの状態確認やセットアップを行う機能。FOS 6.0の場合、クライアントにJRE 1.6.0以降が必要。
WWN
World Wide Nameの略。ファブリック内のノードとポートに割り当てられるユニークな64ビットの識別子。

アービトレーション
FC-ALループのアクセス権制御方法。

インターミックス
クラス1の接続で未使用の帯域幅をクラス2またはクラス3のサービスクラスで使用すること。

エクスチェンジ
Nポート間で通信を行うために使用される最高レベルのファイバーチャネルメカニズム。1つ以上の関連するシーケンスから構成され、単方向または双方向のいずれかで動作します。

オーダードセット
フレームの伝送、初期化、媒体へのアクセスを管理し、ファイバーチャネル制御情報をデータと区別するために使用される、特殊文字で始まる4文字の集まり。

クラス1
フレーム伝送の授受確認(ACK)を行うコネクション型のサービスクラス。
クラス2
フレーム伝送の授受確認(ACK)を行うコネクションレス型のサービスクラス。
クラス3
フレーム伝送の授受確認(ACK)を行わないコネクションレス型のサービスクラス。
クラス4
帯域幅の一部を仮想回線で使用することを可能にするコネクション型のサービスクラス。
クラス6
ビデオ映像サーバーから複数のクライアントへの映像配信を目的とするコネクション型のマルチキャストサービスクラス。
クラスF
Eポート間で使用するコネクションレス型のサービスクラス。クラス2同様にフレーム伝送の授受確認(ACK)を行う。ファブリックの制御、調整、構成の目的で使用されます。
クレジット
F/FLポートの受信バッファ最大数。F/FLポートに接続しているN/NLポートは、クレジットの範囲であれば受信バッファオーバーフローを起こさずに連続してフレームを送信することができます。

コミュニティ
SNMPにおけるSNMPエージェントと一連のSNMPマネージャーの関係で、認証、アクセス制御、プロキシの特性を定めます。

ジッター
物理媒体を流れるビットストリームのタイミングのずれ。
シーケンス
Nポートから別のNポートに単方向伝送される関連するフレームのグループ。

スイッチ
帯域幅を提供し、リンクレベルのアドレス指定を使用してデータの高速ルーティングを行うファブリックデバイス。
ストレージ
ディスクやテープなど、データを格納するために使用されるデバイス。

セグメンテーション
設定に問題がある為にスイッチ同士を接続できない現象。ドメインIDが同じスイッチがあるファブリック同士を接続した場合や有効なゾーン設定が異なるスイッチ同士を接続した場合など、設定情報にコンフリクトがある場合に発生する。

ゾーン
接続されたデバイス間でアクセス制御を行う機能で、EthernetスイッチのVLANに相当する機能。ゾーニングを行うことで、多数のサーバやストレージを接続した場合でもセキュリティを高く保つことができる他、作業における影響範囲を限定したり、障害をZoningされた範囲にとどめることができる。標準機能。
ゾーン・コンフィグ
複数のゾーン設定を束ねる単位。複数のゾーン・コンフィグを作成し、その中から1つを有効にすることができる。

特殊文字
対応する8ビット値の代わりに特別な意味を持つ10ビット文字。「8b/10b変換」参照。
ドメインID
スイッチに動的に振られる一意なIDで、このIDを使用してゾーンの指定を行ったり、ファブリック内で用いられるアドレスを生成する。ドメインIDはプリンシパルスイッチによって一意になるよう管理されている。
トランスレーティブ・モード
パブリックデバイスとプライベートデバイスを通信可能にするモード。

ノード
1つ以上のポートを備えるファイバーチャネルデバイス。
ノード・カウント
ファブリック内のノード数。
ノード名
ファイバーチャネルノードに割り当てられる64ビットのユニークな識別子。WWN参照

ファイバチャネルアドレス
通信を行うデバイスのリンクレベルのアドレスを示すために使用する24ビットの情報。フレームヘッダのS_IDとD_IDに使用する。
ファイバーチャネル
コンピュータ、周辺機器、ネットワークの高速、シリアル、双方向で、トポロジーに左右されない、マルチプロトコルな、拡張性の高い相互接続。
ファブリック
ファイバーチャネル・デバイスが接続されたネットワーク。FC-SANとほぼ同義。
フィルワード
Lポートによって使用される基本信号で、フレーム間で伝送されます。
輻輳
処理能力を超える通信要求が発生すること。混雑状態のリンクでは、複数のデバイスが実際に帯域幅を求めて競合状態にあります。
プリミティブ・シグナル
動作またはイベントを示すオーダードセット。1つだけで応答を得ることができます。Idle、R_RDYは3つのトポロジーすべてで使用され、ARB、OPN、CLS、MRKはFC-ALループで使用されます。
プリミティブ・シーケンス
伝送媒体の状態変化通知または開始するオーダードセット。応答を得るには、3つ以上連続して使用する必要があります。
プリンシパル・スイッチ
ファブリックに1台だけ存在する代表的役割をするスイッチ。ファブリック内の時刻同期の他、ゾーン情報の管理などを行う。
フル・ファブリック・アップグレード・ライセンス
エントリーモデルの一部では、コスト削減のため、カスケード接続可能なスイッチの数が制限されているモデルがあるが、このようなモデルに対し、このライセンスを適用することでこの制限が撤廃される。
フレーム
"SOF(start-of-frame)デリミタ、ヘッダ、ペイロード、CRC(cyclic redundancy check)、EOF(end-of-frame)デリミタから構成されるデータ単位。ペイロードは0~2,112バイト、CRCは4バイト。"

ホップ数
フレームが送信元から送信先に達するまでに横断する必要のあるISLの数。
ポート
ファイバーチャネルの構成要素の1つで、ノードをネットワークに接続します。
ポートカウント
ファブリック内のノードが接続のために使用することのできるポートの数。
ポート名
ファイバーチャネルポートに割り当てられるユニークな64ビットの文字識別子。WWN参照。

リンク
双方向のポイント・ツー・ポイント・シリアルデータチャネル。

ループレット
ファブリックを使用して接続されるプライベートFC-ALループセグメント。

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