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ディザスタリカバリの概要

リモート災害リカバリ機能

高可用性を実現しているネットワーキング・モデルにおける重要な要素として、データの保護とリカバリの機能、さらに災害後、迅速にシステムのオンライン復旧処理を施す機能があげられます。SANでは、災害リカバリを目的としたリモート設備へ、常にデータが自動的に転送される環境をサポートするための、確固たる基盤を提供しています。つまりSANベースの災害リカバリ・コンフィグレーションでは、より効率的なバックアップおよびリカバリ、長距離接続性、付加障害トレランスを提供できます。

災害リカバリ・ソリューションは、システムが利用不可能な状態でいられる期間や、災害後のアプリケーション復旧時におけるデータの「バック・レベル(逆戻り)」状態の程度といった、企業の固有要件に非常に大きな関連性を持ちます。実際のところ、数多くの企業では、ほんの数分のダウンタイムを確保する余裕もないのが現状です。しかし、その一方で1日もしくはそれ以上のダウンタイムに対処できる企業もあります。したがって、災害リカバリのプラン作成には、企業固有の可用性要件、およびIT設備、ネットワーク・コンフィグレーション、人員、プロセス全体が考慮される必要があります。

SANでは、災害リカバリ・ソリューションの主要コンポーネントを提供して、ホットスタンバイやミラー構成で長距離間上のデータを保護し、また長距離の電子テープ・ボールティング・ソリューションを実現しています。本来のFibre Channelテクノロジーでは、10kmまたはそれ以上のリンクにおよぶ長距離接続性が提供され、地理的に離れた災害リカバリ施設やミラーリング業務を維持します。大規模なFabricコンフィグレーションでSANを使用する場合には、WAN (Wide Area Networks)またはMAN (Metropolitan Area Networks)を利用して、さらに長距離をカバーすることも可能です。


図 7. 長距離間での本来のFibre Channel接続をともなうMAN

たとえば、リモート・スイッチは、既存のWAN上のATMプロトコルを介して、事実上無制限の距離において接続を実現します(図7参照)。

Brocade社ではExtended Fabricsもサポートし、最長100kmの距離におよぶ本来のFibre Channelの接続性を実現しています。

Brocade社では、ONI Systems Corpなどのプロバイダによる、長波長GBIC (Gigabit Interface Converter)またはDWDM (Dense Wave Division Multiplexing)を有効活用してこれを達成し、Fibre Channel上におけるデータ・トラフィックの混交を行います。これらのFibre Channelネットワークは、長距離コンフィグレーションを提供するだけでなく、リカバリ作業の高速化を促進して、生産性および収益性の低下を抑制します。

たとえば、ある民間銀行では、ヨーロッパ最大規模の完全冗長型異機種SAN環境の導入が最近行われましたが、これは20のBrocade 2800 16-portファブリック・スイッチを基底としています。その結果、320以上のFibre Channelデバイスをネットワークする、可用性の高いシステムが実現されました。そのSAN導入では長距離接続機能を利用し、主要データ・センタから35km離れた場所に災害対応バックアップ・サイトを実現しています。



Clipper Report
Redundancy, Remoteness and Restorability
−企業のITシステムおよびデータの回復力を可能にするための3つの重大なコンポーネント。

(PDF : 605KB)

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